防水塗装を長持ちさせるコツ
こんにちは。ブログ担当の雨宮です。
これからは湿気が大変な季節なので、
ドライ機能を活用するためにエアコンの掃除を頑張りたいですね。
さて、今回は前回の記事でご紹介した
防水工事・塗装を長持ちさせるために
日頃からできるメンテナンス方法や注意事項について紹介したいと思います。
①最低でも年に1度は、防水層に異常がないか目視で点検
ひび割れ、表面の浮き・剥がれ、水溜り、植物が生えているなど異常を感じる箇所を発見した際には、
写真を撮って業者に相談することをお勧めします。
近年流行りのDIYで解決できる場合もありますが、
元々の施工方法に適していない方法や誤った処置をした場合、
逆に防水層や下地を傷つけてしまい悪化する可能性もあります。
例えば、深くまで根を張ってしまっている植物を安易に引っこ抜いて、
見えている表面だけ修繕したとします。
根っこが途中で切れてしまい残っていると、
そこからまた植物が侵食し最悪の場合には雨漏りにつながる可能性も…。
また、植物は完全に取り除けても深層部に隙間やヒビが入った状態で放置すると、
修繕した表面の層が老朽化したり傷ついた際にそこから水が侵食してしまい、
カビや藻が発生して結果的に雨漏りにつながる可能性も…。
これは人間の虫歯に例えて考えてみると、よりわかりやすいかもしれません。
見えている表面だけではなく隠れているところまで綺麗に除去したのちに、
隙間を埋めてから被せ物をして大事な歯を保護することをイメージしてください。
虫歯菌が奥に残っていたり隙間が空いたまま、被せ物で表面だけ綺麗にした状態を想像すると…ゾッとしますね。
②春・夏・秋など季節の節目で排出用ドレン周りの点検と清掃
ベランダや屋上で目にするゴミは主に埃や砂、植物の葉や枝などが多いかと思います。
これらが溜まってしまうと水はけが悪くなり、
加水分解(化合物が水と反応することによって起こる分解反応のこと)や
熱膨張伸縮(温度の変化によって物質の膨張・収縮がおこること)により保護塗装を早く劣化させる原因となってしまいます。
また、砂泥が溜まっていると鳥や虫などの生き物が運んできた植物の種が育つ要因となります。
植物の根は防水層やコンクリートも貫通してしまうので注意が必要です。
上記のことから、比較的に砂や植物などが飛んできやすい
春・夏・秋のタイミングでこまめに清掃し、
清潔な状態を保つことをお勧めします。
詳しい清掃方法は後ほど紹介しますね。
③防水層の上に重いものや鉢植えを置く場合には、直接置かない
重いものを直接置いてしまうと防水層が変形したり損傷する恐れがあります。
洗濯機やエアコンの室外機、物干し台を置く際にはゴム板などを下に敷くことで直接的な損傷を防ぐことができます。
また、冒頭から何度も怖い事例が続いている植物ですが、
鉢植えで育てているものも同様に、
そのまま根を伸ばすと防水層や床を貫通して成長する恐れがあります。
鉢植えを床に置く際には下に耐根性のある防根シートなどを敷くことをお勧めします。
昨今では屋上・ベランダガーデニングもよく見かけますが、
ガーデニング用の土に含まれるバクテリアが侵食して防水層の劣化を早めてしまったり、
植物を育てる肥料や薬品の中には防水層の劣化を早めてしまうものもあるので、
水やりの際には土や水の排水などにも気を付けたいですね。
◆お勧めする簡単な清掃方法
続いて、ご自宅で定期的にでできる清掃方法をご紹介します。
1. 掃き掃除で小さなゴミや砂、植物の枯葉などを取り除く
特にドレン(排水口)周りは入念に。
水分を適切に排出するためのものなので、
ここにゴミや砂土が詰まると、
すぐに水溜りができてしまい、
劣化の原因になりやすいです。
2. 水を絞った雑巾などで、表面をきれいに拭く
頑固な汚れが落ちない場合は
トップコートを傷つけないよう、
中性洗剤を薄めて柔らかい雑巾や、
柔らかいブラシなどで汚れを除去し、
水で洗い流します。
中性洗剤が残ってしまわないよう、
しっかりと水で流しましょう。
◆まとめ
いかがでしたか?
普段はあまり気にかけないベランダや屋上の床ですが、
洗濯物を干す際やガーデニングのちょっとした時間に確認することで、
最悪の事態を防ぐことができるかもしれません。
今回の特集で、大事な建物を守るためにも、
こまめに掃除をすることは大事だなと改めて感じました。
防水工事・塗装の記事はこちら↓
・防水工事・塗装について
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